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通潤橋放水

2023.05.03
通潤橋は、石造アーチ式水路橋のなかで唯一放水ができる橋として全国の石橋ファンの間では有名です。

1854年に建設された日本最大級の石造りアーチ水路橋で四方を河川に囲まれた白糸台地に農業用水を送るための設備として今もなお現役で使われています。
長さ約76m、高さ約20.2mを誇り白糸台地上の約100haの水田を潤しています。2016年4月の熊本地震による橋上部の損傷に加え、2018年5月の豪雨で石垣が崩落するなどの被害を受け、保存修理工事を行ってきましたが、2020年に約4年ぶりに放水が再開することとなりました。

【放水時間】1日1回 午後1時から(約15分間)

《放水に関する注意事項》
通潤橋の放水は、現役の農業用水を利用しています。この水は、農業に不可欠な資源であり、田んぼの中に張り巡らされた用水路により運ばれてくるため、適正な管理等が必要です。そのため、放水予定日であっても急きょ放水を取りやめる場合がありますのでご了承ください。
なお、放水を中止する場合は、通潤橋webサイト上(こちらをクリック)にてお知らせいたします。

【荒天時等】
(1)大雨の際に水路の決壊などの災害を防止するため、あらかじめ上流で水を止める場合
(2)通潤橋の上は強風が吹きさらしの状況であるため、放水作業者の安全が確保されない場合
(3)災害により水路や橋が破損した、または破損する可能性があると判断される場合
(4)新型コロナウイルス感染症の状況等によりお客様の安全が確保されないと判断した場合
【農業との均衡】
(1)渇水により農業用水が不足する場合
(放水は水路に溜まったゴミ等を排水するものであるため、水が足りない場合は放水が出来ません。)
【文化財の保存・維持管理】
(1)通潤橋や水路の維持管理が必要となった場合
(2)通潤橋の保存上、影響を及ぼすと判断される場合

※2023年8月20日(日曜日)は、水路の管理作業日につき、放水は休止します。
※5月から7月中旬までは農地灌漑のため、12月から3月までは通潤橋の石材の凍結を防止するため、放水は行いません。