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宮本武蔵ファン必見のスポットを巡ります。場所は熊本市内ですが、バスや電車で行くには不便な場所なのでタクシーに乗ってゆっくりと景⾊を眺めながら旅を楽しみましょう。

熊本市西部にある、金峰山には曹洞宗雲巌禅寺があります。
その境内にある洞窟を霊巌洞といい、宮本武蔵が有名な「五輪書」を著した場所として知られています。
武蔵の肖像画、巌流島で佐々木小次郎と決闘をしたときに使用したと言われる木剣、五百羅漢などは必見です。
最も奥にある霊巌洞は武蔵が死期を悟り、この洞に籠って兵法書である五輪書を書いたと言われています。

歴史が好きな方や武蔵のファンの方にとっては、ここに宮本武蔵がいたんだと思うとぐっと熱い想いがこみあげてくるそうです。

雲巌禅寺は、南北朝時代に日本に渡来した元の禅僧・東陵永よ（とうりょうえいよ）が建立したと伝えられる曹洞宗（そうとうしゅう）の寺。九州西国三十三観音第14番霊場としても知られています。岩戸観音の歴史は寺より古く、いい伝えによれば異国から観音像を運んでいるときに舟は転覆しましたが、観音像だけは板にのって流れ着き、霊巌洞に安置されたといいます。この岩戸観音を平安期の歌人・桧垣（ひがき）も参拝しています。

雲巌禅寺から霊巌洞に至る岩山を削った細道に、五百羅漢が安置されています。この五百羅漢は、熊本の商人渕田屋儀平（ふちだやぎへい）が、約200年前、24年の歳月をかけて奉納したと言われています。座る姿も表情も異なる石仏が岩山にずらりと並んでいる様は、情緒ある雰囲気を醸し出しています。

島田美術館は昭和52年に92歳で他界した島田真富氏の遺志を実現するものとして、同年秋に開館された私設美術館です。展示は、武家文化に関わるものが中心で、甲冑、刀から始まり多種多様な収蔵品があります。

また、その他にも陶芸作家さんや染色家や絵画や写真、オリジナルの服飾品、アクセサリーなど、さまざまな作家の個展やグループ展、または企画展が開催されていることもあります。
この美術館の門、庭、建物等の雰囲気も良く濃い緑の木々にマッチして快適な癒しの空間を作り上げています。

宮本武蔵の弟子、寺尾信行一族の墓所で、自然石に武蔵の名である「玄信居士」という文字が刻まれています。寺尾信行の兄寺尾孫之丞（てらおまごのじょう）は、武蔵から「五輪書」を相伝されました。龍田の武蔵塚には太刀だけを埋め、遺体は寺尾家の墓地に葬られたという説があり、西の武蔵塚と呼ばれています。

細川家の参勤交代を見守るため、鎧・甲冑に身を固めて立ち見の姿でこの地に葬られたと伝えられている墓所です。「新免武蔵居士石塔」と読める墓石をはじめ、武蔵のブロンズ像や日本庭園、茶室（清靖亭）などもあり、武蔵塚公園として解放されています。

武蔵塚公園には入口と公園奥とで高低差があります。平坦な公園ではありませんので、木々の緑や草花、水のせせらぎなど好きな場所を見つけてベンチでゆっくりするのがおすすめです。
公園内の水路は入口から奥の下方まで続いていますが、浅い場所が多いので夏場は子供の水遊び場となっています。
特に水路の終わり部分は浅くて見渡せる広い場所になりますので大人が見守るのにも安心です。